寝違え

寝違えのお悩み

朝目が覚めた時に首に痛みがあり寝違えてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。マッサージをして揉みほぐそうとする方もいらっしゃいますが、間違ったやり方をしてしまうとかえって症状を悪化させてしまうこともあるため、自分で首のマッサージをするのは危険です。首のつらい痛みから解放されたいなら、まずは寝違えが起こる原因と対処法を知ることが大切です。

【目次】

寝違えが起こる原因

朝起きたら首が回らない、動かせないという経験はありまんせんか？原因は様々ですがこういった経験から変な姿勢で寝てしまったから、と思っている方が多いと思いますが、実はそれだけではありません。もちろん、原因の一つではありますが、他にも内臓の冷えや疲労によって血流が悪くなり背中や肩・首の筋肉が硬直してしまうと、睡眠中の脳は自分にとって都合のいい楽な姿勢で寝ようとします。そうすると、寝返りを打たず同じ姿勢で寝てしまうことを繰り返すため、筋肉がさらに硬直し、寝違えてしまうわけです。

このように首や肩の筋肉に原因がある場合もありますが、脇の下の腋窩神経が長時間圧迫されたことが原因になっていることもあります。腋窩神経は首を支える筋肉と繋がっているため、血行不良などで痺れてしまうと首に痛みが出るようになります。

寝違えた時の対処法

首を温めたら痛みがよくなると思っている方も多くいらっしゃいますが、痛めた部分が炎症を起こしている可能性もありますので、寝違えた時には冷やすことをおすすめします。温めた場合は悪化する危険がありますが、冷却して悪化することはありません。

腋窩神経が原因の寝違えだった場合は、簡単なストレッチで改善することが可能です。首が痛む側の腕を後ろに少しずつ引き上げ、自然に止まる場所で20秒保ちます。20秒経ったら、ゆっくりと腕を下ろしていくという動きを2回繰り返します。

他にも、痛みがある側の腕で背中のベルトぐらいの位置を軽くおさえます。その状態のまま肘を後ろに引き、こちらも20秒キープして2セット繰り返します。自分でも出来る簡単な方法なので、寝違えた時は試してみて下さい。また、なかなか寝違えや首の痛みが改善されないとお悩みの方は、ぜひ当整骨院にご相談下さい。

執筆者：代表　堀内岳